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2015年7月21日 (火)

バッハが目指した音とは

みなさん、こんにちは
バッハのバイオリンソロの曲でソナタ1番ー3番、パルティータ1番ー3番がありけっこう色々な演奏家がCDを出しています。有名なバイオリニストはほとんどこのCDをリリースしていると思います。もちろんそれなりのプロが演奏しているので演奏が下手だとかいうものはないと思います。

これを全部収録するとCD 2枚分になりますが全部通して聴くと2時間近くかかります。

2時間以上もバイオリン1本のソロの曲を聴くわけですから中には聴いていると飽きてくる演奏もあり全部が全部感動するというものはありませんし、バッハが聴いていて退屈になるレベルの曲を書くとは思えません。またCDの音がよいほうがいいのですが私見ですがCDの音の善し悪しよりもやはり演奏それ自体で感動するのだと思います。

私たちは残念ながらほとんどが作曲者の演奏を聴くことができません。たまにラフマニノフの自作自演のCDを聴くことがありますがモーツアルトやべートーベン、バッハなどが自分が作った曲をどのように演奏したのかを知ることができません。

このバッハのソロ6曲は当初は退屈なイメージをもっていたのですが、段々と自分の好みに合うものがわかってきて今では演奏者が紡ぐバイオリンの音色が暗闇の中にポッと浮かび上がるかけがいのない光を放つ宝石のようにとらえることができる演奏があります。

もちろん私がいいという演奏をバッハが好んだかどうかわかりません。

演奏者が作曲者を尊敬していない演奏は表面上は楽譜通りに演奏しますが、聴いているほうはそれほど感動しません。バイオリンは私見ですが一般的な楽器ではなく演奏したことがある人よりも触ったことがない人もほうが多いと思います。こういう人に比べてバイオリンの演奏を職業にしている人は一日のうちかなりの時間バイオリンの演奏に時間を割いているので楽譜通りに演奏できるのは当然だと思います。またこの6曲は全体感はゆったりとしていますがその中に時々早い指の動きの部分がありこのバランスさえとれればバッハなんて楽勝さ・・
という気持ちを持つと聴く人を感動させる演奏は無理です。

私は合唱に参加させてもらった経験があります。

自分のスキルはカラオケで下手な歌を歌うレベルで上手ではないし、合唱に時間を割いてきたわけではないので大したことはありませんがそれでもモーツアルトのレクイエムに参加すると決めた時にはあの名作に参加できるということだけで光栄でした。ところが参加すると私よりもはるかに合唱経験が豊富な人が

ぼーかめね・・・

これは何度か演奏していて自分では歌えるので作曲者に対する敬意がないのが違和感がありました。

ちなみにその人は楽譜通りには歌っていますが(私はその人の横で練習していました(^_^;))聴いていて何も感じませんでした。

プロは私とは違って単に作曲者に敬意を払えばそれでいいということはないのですが、作曲者が意図した演奏については考えてから演奏すべきなのでしょうね。

ということで今は以前紹介したメニューインのこの6曲が素晴らしと思っています。

(結論は簡単だけど余談が長いな~(笑))

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